譜久里武さんは、現役の陸上選手である傍ら、走り方を教えるコーチでもあります。
2013年に行われた世界マスターズ陸上では、M40クラス(40~44歳)男子100メートルで銀メダルを獲得し世界第2位に。そしてニュースでも話題になった2015年8月開催の世界マスターズ陸上フランスリヨン大会では、日本代表として×100mリレーで金メダルを獲得、世界一の快挙を成し遂げました。
現在は、一般社団法人アスリート工房の代表としてジュニアから一般、マスターズ世代そして身障者アスリートへ陸上競技を含めたスポーツの普及・競技力向上に取組む活動や、スポーツ選手の就職支援活動を行う一方、2016年開催の世界マスターズ陸上にて100メートルでの金メダルを目指しトレーニングに励んでいます。
そんな譜久里選手とぬちまーすには深いご縁があります。
今回は、ぬちまーすを使うようになったきっかけ、健康のこと、トレーニングのこと、そして今年も金メダルを狙う世界マスターズ陸上のことなどいろいろうかがいました。
日本人初、40代で100メートルを10秒台で走るスプリンター譜久里武さんのインタビューです
社長の講話を聞いて。
ぬちまーすと譜久里さんは長いお付き合いになりますね。
譜久里
そうですね。もう10年近くになりますね。
ぬちまーすを使い始めたきっかけはなんだったんでしょうか?
譜久里
ぬちまーすと出会う前に、僕は陸上を1度引退してるんです。
30代の頃ですよね?
譜久里
はい。1度引退して、そのあと37歳の時に現復帰するんですけど、しばらく運動から遠ざかっていたので、体重も増えて全然走れない状態だったんですね。
部活引退したら、太っちゃったみたいなことですか?
譜久里
そんな感じです(笑)。その頃にたまたま(ぬちまーすの)社長のお話しを聞く機会があって。
それはぬちまーすの工場ですか?
譜久里
はい。工場での講話を聞いて。
講話が先で商品を使うようになるんですね。
譜久里
そうです。その時に社長の話を聞いて、ミネラルの重要性というのを感じたんです。すごく感動しまして、すぐその日にぬちまーすを使うことにして。
すぐ購入されたんですか?
譜久里
すぐ購入して使い始めて。それから今日までずっと使ってます。
料理ではなく、トレーニングで使ってるんですよね?
譜久里
はい。僕らのやってる短距離は無酸素運動なので、乳酸が溜まりやすかったり、筋肉やひざ関節にすごく負担がかかってしまって、いつも疲れが溜まってるという感じなんです。
見るからにハードですもんね。
譜久里
あと、年を取ってくると回復力が遅くなるんですね。その時にぬちまーすを使ってみて・・・僕は水に溶かして水分補給するんですけど、比較的、疲れが取れやすかったり、体の回復が良くなった気がしたんです。でも自分の100メートルの技術が高くなったのかと思って、一旦ぬちまーすをやめてみたんですよ。
自分の体で検証したんですね。
譜久里
はい。そしたら、どうもこれはぬちまーすだなと。
実感したわけですね。
譜久里
そうですね。
サプリメントとして。
引退されてから復帰したということですが、それは自分の中で納得がいかないことがあったんですか?
譜久里
引退したのは…30歳くらいから記録もどんどん落ちてきて、気力も低下してきて、もうやりきったという感じで辞めたんですけど。
体力も気力も限界だったと。
譜久里
限界でしたね。それから1年半くらい何の運動もしなくて、体重も93キロくらいまで増えましたね。
そこからまた復帰しようと思ったモチベーションはなんだったんでしょうか?
譜久里
最初は体重も増えてきたのでダイエットのつもりでトレーニングを始めて、そこから体重が80キロ台になってきた時に、今度は記録とか抜きに陸上を楽しむことができるんじゃないかと思って。
肩の荷が下りた感じでしょうか?
譜久里
そうですね。今まではどちらかというと、沖縄でトップを取るとか、全国で何位に入賞するとか、そこの割合が大きかったんですけど、もうそういうことじゃなくて、自分の変化を楽しむことが面白いなっていうことに変わってきたんですね。ただ、今までみたいに普通にトレーニングしても、37歳だとなかなか難しいだろうと思ってた時にぬちまーすに出会って、ミネラルの重要性を知ったんですね。それまで現役の時でもミネラルのことは重要視してなかったんです。これは塩というよりサプリメントとして使おうと思って。
サプリメントですか?
譜久里
はい。どちらかといえばプロテインだったりとか、いわゆるサプリメントは取ってたんですけど、ミネラルが大事で、さらにミネラルのバランスが大事だと。それでいうと、ぬちまーすは独自の製法で作ってるのでバランスがすごくいいということもあって、現役復帰した時にこれだと。30代の時になかなか10秒台が出なかったのに、ぬちまーすを使ってからあっという間に10秒台が出て、それで社長にお礼のレポートをまとめて提出したという経緯があって。
現在のコンディションはいかがですか?
譜久里
体も動きますし、走れますし。問題ないですよ。
一旦30代で引退されるわけですが、譜久里さんの考える陸上選手のピークというか、ノッてる時期というのは何歳くらいだと思いますか?
譜久里
陸上選手のピークは20代後半…25歳から29歳くらいまでがピークじゃないかなと思います。心身ともに。
若ければいいということでもないんですか?
譜久里
まあ、18歳19歳くらいなら勢いでいけるんですけど、100メートルはどちらかといえばメンタル的な要素が強いので。
あ、そうですか。
譜久里
いくら勢いがあっても力んでしまったりとか、自分のリズムを崩してしまったりとか、そういうことで記録が出ない部分もありますので。
そこは経験がものを言うことがあるわけですね。
譜久里
そうですね。
30代後半で復帰されましたが、トレーニングのやり方というのは、やっぱり違いますか?
譜久里
トレーニングは週3、4回くらいですね。やりすぎるとオーバートレーニングになってしまって、疲れが溜まるので。その代わり週3、4回というのを徹底してやってます。
体のケアというか、休むということも大事なんですね。
譜久里
大事ですね。
すべては脳の働き。
僕も40代ですけど、僕らの中学生くらいの時って、練習終わるまで水飲むなって教えでしたよね?
譜久里
そうですね(笑) 今だったらとんでもないですね。
そのあと、水分はこまめに摂りなさいって言われるようになりましたけど、その時でも塩分を取りなさいって話は出てこなかったですよね?
譜久里
そうですね。どちらかというと日本では「塩分は悪である」と。
減塩、減塩ですもんね。
譜久里
高血圧になるとかね。僕も最初、ぬちまーすは塩だからどうなんだろうと思ったんですけど、カリウムとかマグネシウムとか多く入ってますし、普通に塩を取るならぬちまーすがいいと思います。体への浸透率もすごくいいので。やっぱりスポーツマンはエネルギーを使ってパフォーマンスを上げるので、即効性があって体の回復がいいのが一番なので。
―譜久里さんのホームページに個人レッスンの項目があるんですけど。ここに「1ヶ月で足が速くなる」ってあるんですが、これは本人のポテンシャルとは関係なく、技術でタイムが縮むということですか?
譜久里
そうですね。技術というかコツ。
コツ?
譜久里
なんでもそうじゃないですか。コツがあるんです。ツボとコツで早くなるんです。
そこに筋力がついてくると、さらに短縮できるんですか?
譜久里
たとえば男性でも女性でも40代の方が受講するするとして、事前に30メートルでも40メートルでも、その方のタイムを計ります。それで練習に入りますよね?1時間後には100%速くなります。
これは年齢は関係ないんですか?
譜久里
もちろん40代50代の人が100メートル10秒で走れるようになるかというのは違いますけど、今持ってる能力の中では確実に速くなります。
僕みたいに、普段運動していない人がいきなり始めても大丈夫なんですか?
譜久里
大丈夫です。
自慢じゃないですけどメタボ気味ですよ?
譜久里
大丈夫です(笑) たとえば、ランニングとかダッシュ系は筋収縮が早くて速筋繊維を使うので、いきなり走ったらダメージがくるんですけど、そのまえに股関節とか肩甲骨を柔らかくするスプリントドリルっていうのがあるんですね。これをすると姿勢も良くなってきます。青山学院大学も取り入れてますし。
青学だと駅伝が思い浮かぶんですけど、そのスプリントドリルっていうのは、短距離だけじゃなくて長距離にも効果的なんですか?
譜久里
はい。短距離でしかやらなかったことを長距離でもやりはじめてるんですね。あとは体幹をうまく使った動きをマスターして。自分の脳が、自分の体を使いこなすことができたらダッシュは速くなりますよ。
脳が関係してくるですか?
譜久里
そうですね。すべて脳です。
すべて脳ですか?
譜久里
すべての運動、すべての仕事は、脳が自分の体をイメージ通り動かせるかどうかって問題なので。運動不足だったりすると、自分の思っている動きと体の位置がずれちゃうんです。そのズレを整えるトレーニングをします。
お父さんが運動会で昔みたいに走れると思って転んじゃうみたいのがズレですか?
譜久里
はい。足がもつれてね。
あれは脳のイメージに体が追いついていないってことなんですね?
譜久里
本当はここまで膝が上がってるはずなのに、実際はあと10センチ足りてないとかね。
それでつまづいちゃうと。
譜久里
イメージと実際の動きにギャップがあるんです。僕らはアンチエイジングとして最初にいきなりダッシュはさせなくて、そういう脳トレから始めます。
ランニングの前に脳トレかぁ。
譜久里
自分の体を上手に使う練習をするんです。
今も進化し続ける。
譜久里さんは、2013年の世界マスターズ陸上で、M40クラス(40~44歳)男子100メートルで世界第2位になりました。そしてニュースでも話題になった2015年のフランスリヨン大会で、日本代表として4×100mリレーで金メダルという世界一の快挙を成し遂げました。本当にすごいことだと思います。
譜久里
ありがとうございます。
そこに照準を合わせてトレーニングをしてきたわけじゃないですか?上位に食い込むのも大変なのに、金メダルで、記録更新で、世界1位ってどうでした?
譜久里
嬉しかったですよ。僕はその前の2013年のブラジル大会で個人で2位になったときに、嬉しかったんですけど、このあとどうしようかなと思って。上位に入るのが目標だったから。
そうか、2位で達成しちゃたんですね。
譜久里
それでいろいろ考えて、よし、今度はリレーでアメリカの世界記録を更新しようと。
個人ではなくチームでの記録更新を目標にしたんですね。
譜久里
世界記録は42秒20というタイムで。それで百獣の王に相談して(笑)
武井壮さんですね(笑)
譜久里
百獣の王に話をしたら本人も乗ってくれて、メンバーは僕に任せるって言ってくれたので、日本のトップ選手を集めてチームを作って。何回か世界記録に挑戦してみたんですけど、わずかに届かないんです。42秒20に…アメリカの世界記録を更新しようと集めたプロジェクトだったんですけど、前の年に大阪で行われたマスターズでは結果を出すことができなかったんですね。
ああ、それはへこみますね。
譜久里
それでみんなで大阪のカフェに集まって(笑)
トップアスリートが大阪のカフェに(笑)
譜久里
みんなでミーティングしたんですね。それで、俺達は何をしとるんだと。
ああ…青春ですね。
譜久里
俺たちで世界記録を更新するんだぞって奮起したんです。世界記録への挑戦が3回ダメだったんですけど、ダメだったおかげで結束力が固まって、逆にチームのムードが良くなったんですね。士気も上がって。
プラスのメンタルが加わったんですね。
譜久里
それで前回のリヨン大会では結果を出すことが出来て。本当によかったと思ってますけど。
今年はオーストラリアで大会がありますね。
譜久里
今年僕は45歳以上のクラスになるので、また個人で100メートルでメダルを目指します。
いかがですか?現在の調整具合というのは?
譜久里
調子はいいと思います。
オーストラリアで10月だと気温はちょうどいいんですかね?
譜久里
そうですね。ちょっと肌寒いくらいかな。
今は指導もしながら、自身のトレーニングもされているということですよね?大変じゃないですか?
譜久里
日本では指導しながらだと、自分の競技が疎かになると言われるんですけど、僕の場合は自分の競技を高めるために指導しているという面があるので。
それは、教え子を見て気づくことがあるということですか?
譜久里
そうですね。子供たちの動作とか変化とか見てると僕も勉強になりますし、100メートル道に反映させますから。
柔道とか空手道と同じなんですね。100メートル道は。
譜久里
見ること、感じることで、基本が大事だというのが分かってきますし、教えることが自分の成長につながるし、世界1になるために指導しているという部分はあります。
じゃあ譜久里さんは今も進化し続けているということですね。
譜久里
そう思っています。
マスターズって、それこそ60代70代80代もいるじゃないですか?どこまで挑戦されようとか、目標はありますか?
譜久里
マスターズは、好きだったらいつまでもできますし、世界には超人的なおっさんがゴロゴロいますから(笑)
京都の方で百何歳の方がいますよね?部門が105歳から109歳ってなってて驚いたんですけど(笑)
譜久里
そういう意味では、今自分が持っている年相応のボディを肯定して、自分で工夫して、自分の体をマネジメントして、プラモデルを組み立てるようにフォームを変えたり、技術を研究したりして、なおかつ、それをうまく表現できて、自分の夢を達成できることが楽しいので、これからもその感じで行くと思います。
つい最近まで、陸上競技で日本人がメダルを取るってなかったじゃないですか?
譜久里
まずありえないですね。
でも今は譜久里さんのようにメダルを取るアスリートがでてきた。これは日本人の体格が変わってきたんですか?それとも技術が上がったということですか?
譜久里
どちらかといえば…マスターズもそうですけど、40歳50歳までは黒人の選手だったり、アメリカとかジャマイカ、ヨーロッパが強いんですね。
大型の選手ですね。
譜久里
僕とか武井君が決勝に行ったっていうのはまれだと思うんですね。体格や技術もありますが、やっぱりネガティブじゃないというか、俺たちは通用するという自信が大きいと思います。今はインターネットで何でも見られちゃうので、技術とかとレーニンは、そんな変わらないと思うんですね。
天然のミネラルドリンク。
うちのスタッフがフルマラソンにチャレンジしたんですけど…
譜久里
今ブームですからね。
何名か参加して1人しか完走できなかったんですけど(笑)
譜久里
ちゃんとぬちまーす補給して下さいよ(笑)
たとえば、僕みたいな運動してない人間がフルマラソン走るって言いだしたら、どれくらい前からトレーニングしたらいいんですか?
譜久里
うーん、3ヶ月くらいじゃないですか?
そんなもんですか?
譜久里
完走くらいだったらそれで充分です。そのかわり3ヶ月の間にちゃんと段階を踏んでしっかりトレーニングしますけど。
毎日走る感じでしょうか?
譜久里
いや、週3,4回で大丈夫です。最初は軽いランニングから初めます。2か月目から1カ月の疲れが膝に来ますから、ケアのためのストレッチもやって、あとは食事ですね。トレーニングを有効にするのはやっぱり食事ですから。今は輸入物だったり、添加物がいっぱいあるじゃないですか?昔の野菜みたいにミネラルが入ってないので、だからミネラルはぬちまーすで補給していただければ(笑)
ありがとうございます(笑) どっちがぬちまーすの社員かわからなくなってきたな…(笑)
譜久里
こっちはレポート書いてますから(笑)
トレーニングの際にサプリ代わりに水に溶かしてぬちまーすを摂ってるということですけど、どれくらいの比率で割るんですか?
譜久里
2リットルの水に1振り2振りくらい。5グラムくらいでしょうか。
それをこまめに飲む感じですか?
譜久里
そうですね。喉が渇いてなくてもこまめに。
それで回復力が違ってくると。使ってる人が言うんだから間違いないですね(笑)
譜久里
ええ。被験者ですから(笑)
スポーツドリンクとどう違いますか?
譜久里
スポーツドリンクは糖分が結構入ってるじゃないですか?
そうですね。冷えてるとそんなに感じないですけど。常温で飲むと結構甘いですよね。
譜久里
摂りすぎると、僕の場合はあまりパフォーマンスに繋がらないです。ぬちまーすはミネラルバランスがいいから、体にすっと入ってくる感じで。もちろんスポーツドリンクもメーカーが研究して作ってるのでいいと思います。そこもいろいろ被験者としていろいろ実験しました(笑)
そうですか(笑)
譜久里
スポーツドリンクだけだと甘すぎるので、2リットルの水にぬちまーす入れたのものに500ミリペットボトルのスポーツドリンクを半分くらい足して。これだと糖分を取りすぎない。
スペシャルドリンクですね。
譜久里:僕は水とぬちまーすだけでいいですけど(笑)
PLOFILE
譜久里 武|Takeshi Fukuzato
昭和46年1月12日生まれ
久米島出身
身長185cm/体重80kg
専門学校SOLA学園 教務長・副校長
(株)沖縄コールスタッフサービス 取締役社長
(株)求職者支援センター代表取締役社長
一般社団法人陸上クラブアスリート工房代表
沖縄県マスターズ陸上競技連盟理事長
沖縄大学客員教授
沖縄県キャリア促進連携協議会理事長